効果
アイモビーグ投与によって、
- 片頭痛日数が減る
- 発作時の内服薬が減る
- 片頭痛による痛み、日常生活への影響が軽減
※減少には個人差があります。
アイモビーグは、世界では最初に発売(2018年5月にアメリカで承認されて以降、世界の71の国や地域で承認されています)されたCGRP製剤なので、5年間の長期投与試験でも安全性が確認されています。片頭痛発作の回数が減り、発作の時に飲む頭痛薬を減らす効果が認められていて、お薬を使い始めて1年後には、64.5%の患者様が片頭痛の日数が半減したという結果が出ています。
CGRPは「神経伝達物質」の一つで、脳の神経(三叉神経)などの末端から放出されます。それを受け取る側の神経の末端などには、CGRP受容体といって、放出されたCGRPがくっつけるような受け皿があります。この受け皿にCGRPが結合すると炎症や痛みが引き起こされます。この痛みが、片頭痛の痛みになると考えられています。
アイモビーグは、CGRPの代わりに受容体に結合することでCGRPの働きを抑え、炎症や痛みの発生を予防します。
また、アイモビーグは生物が作り出すたんぱく質を利用して製造されています。このようなお薬を生物学的製剤といいます。
アイモビーグ投与によって、
※減少には個人差があります。
ご希望の方は、お電話または外来でご相談ください。
薬剤費 3割負担の場合 | 約12,000円 |
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アイモビーグを投与したときによくみられる副作用は注射部位反応、便秘、傾眠などです。
アイモビーグを投与した患者様に血圧の上昇や高血圧の悪化がみられる場合があります。血圧の上昇に注意してください。
次のような症状があらわれた場合は、次の受診日を待たずに医師・薬剤師に連絡して、すみやかに医療機関を受診してください。
※注射後数分以内にあらわれる可能性がありますが、注射後1週間以上経過してから発現することもありますので、ご注意ください。
腸閉塞や腸に便の塊ができるなどの重篤な合併症を伴う便秘が起こることがあります。次のような症状があらわれた場合は、医師・薬剤師に連絡して、すみやかに医療機関を受診してください。